日本郵便がゆうちょ銀行の顧客情報を事前の同意なく、かんぽ生命の保険営業に不正に使っていた問題で、鈴木金融担当大臣は「大変遺憾」と述べました。
【動画】「ゆうちょ口座」情報で「かんぽ営業」 日本郵便が顧客情報を不正利用 鈴木金融担当大臣「大変遺憾」
鈴木俊一 金融担当大臣
「今回のような事案が発生したことは、大変遺憾であると思います」
日本郵便は、ゆうちょ銀行の口座残高などの情報を事前に顧客の同意を得ないまま流用し、郵便局での景品を配るイベントなどに顧客を誘い、窓口でかんぽ生命の保険勧誘を行っていました。
この問題について、鈴木大臣は「事前の同意なしに口座残高など、非公開の金融情報を勧誘に利用することは保険業法で禁止されている」と指摘しました。
その上で、かんぽ生命を通じて事実関係を確認し、「法令などの順守や保険契約者保護の観点から適切に対応する」としています。