天皇皇后両陛下は、開発途上国の人たちに日本の技術や経験を伝える活動を行った「青年海外協力隊」の隊員らと懇談されました。
両陛下はきょう午後6時ごろ、お住まいの御所で、アフリカや南米などで活動にあたった「青年海外協力隊」や「日系社会青年海外協力隊」の隊員らとあいさつを交わされました。
宮内庁によりますと、両陛下は隊員らから、現地の農家や大学などそれぞれの派遣先での活動について、報告を受けられました。
陛下は、タイの特別支援学校で障害のある子どもたちに水泳や陸上の授業を行った隊員に対し、「指導するにあたり、どのようなことを気をつけましたか」と尋ねられたということです。
また、皇后さまは、ブラジルの小中高一貫校で日本語を教えた隊員に「日本語を教えるにあたり、どのようなところが難しいですか」と質問されたということです。
両陛下はおよそ1時間にわたり、8人の隊員一人ひとりの経験に耳を傾けられました。