海上自衛隊が中国の船に乗っていたけが人を救助したことに、中国国内から感謝の声が上がっています。
中国にある日本大使館は27日、海上自衛隊が小笠原諸島の東方沖にいた中国海洋科学調査船内で緊急のけが人が発生したと連絡を受け、中国人の船員1人を救助したと発表しました。
これについて、中国のSNS上で「日本の援助に感謝」「中日友好関係が末永く続くように」「お隣同士の助け合いがありがたい」といった感謝のコメントが300件以上寄せられました。
一方で、「中国の国営放送はなぜ報じないのか?」「中国メディアも報じるべきだ」という批判のコメントも寄せられています。
先月、広東省深セン市で日本人学校に通う男子児童が登校中に刺されて死亡する事件が起きましたが、中国国営メディアはこの事件について一切報じていません。
コメント欄には、日中関係について恣意的な報道を行っている中国国営メディアに対する不信感がうかがえる書き込みもみられます。