気象庁はきょう午後3時、岩手県の活火山・岩手山の噴火警戒レベルを1(活火山であることに留意)から2(火口周辺規制)に引き上げました。岩手山の噴火警戒レベルが2に引き上げられたのは、岩手山で噴火警戒レベルの運用が2007年12月に開始されて以来、初めてのことです。
国土地理院によると、陸域観測技術衛星「だいち2号」が9月26日に観測したデータを解析した結果、大地獄谷付近のごく浅いところが膨張していることを示しているのがわかったということです。
気象庁は、西岩手山の想定火口から概ね2キロの範囲では大きな噴石に警戒が必要だとして、火口周辺には立ち入らないよう呼びかけています。