適切に室温や湿度を保ってあげることで、犬にとって快適な環境を整えることができます。しかし、犬にとっての『快適』な温度や湿度は、どの程度を目安にすべきなのでしょうか。今回は季節ごとの適温や湿度、さらに環境を保つ方法まで解説します。
犬が『快適』だと思う気温や湿度は?
犬がストレスなく過ごすためには、室温や湿度を快適な状態に保つことが重要です。では、犬にとって「快適だ」と感じる気温や湿度はどのくらいなのでしょうか。
年間通じて21〜25℃が快適に感じやすい温度
犬にとって快適に感じやすい温度は、21〜25℃だと言われています。肌寒さを感じず、暑すぎもせずといった温度がちょうど良く快適に感じるようです。
ただし、寒さに強く暑さに弱い犬種がいたり、反対に寒さに弱く暑さはダブルコート犬種ほど弱くない犬種がいたりと、犬種によっても差があります。
湿度は50〜60%程度が快適!
湿度は年間通して50〜60%程度が保たれていると快適に過ごすことができるようです。日本は夏になると湿度が80%を超える日もあるほど蒸し蒸しとした肌感覚になり、冬場は一気に空気が乾燥します。
湿度は体感温度にも直接影響するため、ご家庭で過ごしているときは家電や工夫を取り入れて、ちょうど良い湿度を保ってあげましょう。
季節によって快適に感じる適温は違う?
大まかな適温や適切な湿度がわかりましたが、季節によって快適に感じる温度や湿度は異なるのでしょうか。ここでは季節ごとの適温を紹介します。
夏場は温度が23℃〜26℃、湿度は50〜60%
日本の夏は酷暑と言われるほど気温が上がり、室内にいても外気の影響を受けて30℃を超える日も珍しくありません。
犬にとって、夏場は23〜26℃の環境下が適切と言われており、これ以上、室温が上がってしまうと熱中症になるリスクが高まります。エアコンや冷感グッズなどを活用して、常に室内の温度を23〜26℃に保てるよう工夫しましょう。
また、湿度も50〜60%を心がけてください。湿度が高いと体感温度が上がり、室温を調整しても暑さを感じやすくなってしまいます。
冬場は温度21〜23℃、湿度は40〜60%
冬場は一気に気温が下がる季節です。この時期は、室温を21〜23℃を目安に調整してあげてください。寒さに弱い犬種は23〜24℃を目安にすると良いでしょう。
また、冬場は寒さだけでなく、乾燥も大敵です。加湿器などを活用して湿度を上げることで、体感温度を上げることができます。
犬種によっても適温が多少違う
季節ごとに適温が異なりますが、犬種によっても快適な温度が異なる点に注意が必要です。
例えば、シングルコート犬種は寒さに弱いため、冬場は他の犬よりも室内を暖かく調整してあげる必要があります。
対して、ダブルコート犬種は冬場は寒さに強いため、暖房器具の設定温度を大きくあげなくても問題ありません。しかし、暑さには弱いため、夏場の冷房温度を他の犬よりも下げてあげる必要が出てくるでしょう。
他にも短頭犬種は暑さに弱いため、夏場はなるべくエアコンの冷房温度を下げて調整してあげてください。暑さが直接体に影響を及ぼしやすく、室内が暑いと熱中症になるリスクが高まります。
湿度や温度を適切に保つ方法を紹介
部屋の湿度や温度を適切に保つためには、季節ごとに家電製品や工夫を取り入れましょう。
- 夏場はエアコンの冷房温度を25〜26℃に設定
- 冬場は暖房器具を使って室温を上げる
- 冬場の乾燥には加湿器を活用する
- 濡れたタオルを部屋にかけて湿度を上げる
- 窓に断熱フィルムを貼って外気温対策
基本的に温度を調節するには、エアコンや暖房器具が重宝されます。それに加えて湿度を調節する家電や工夫を取り入れてあげると、より体感温度が快適に保たれます。
また、窓に断熱フィルムを貼っておくことで、外気温の影響を受けにくくなるという方法も効果的です。また、断熱効果のある厚手のカーテンを閉めるだけでも、外気の影響を受けにくくなりますよ。
まとめ
いかがでしたか。犬が快適だと思う気温は、季節によって多少変動します。犬種によっても暑さや寒さに対する耐性が異なるため、愛犬の特性を正しく理解し、室温を適切に保ってあげましょう。
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