猫の鼻に『黒いもの』がついている5つの原因 シミやほくろ…軽く見ないほうがいい場合も

2024-10-05 17:00

猫の鼻に何か「黒いもの」が付いていることはありませんか?すぐに取れるものもあれば、拭いても取れないものもあります。今回は、猫の鼻にできる「黒いもの」が付く原因と危険性について解説していきます。

猫の鼻にある「黒いもの」の原因5選

こちらを見ている猫

1.シミやほくろ

猫も人間と同じように、シミやほくろができることがあります。体は被毛に覆われているのであまり見ることはありませんが、鼻や口周りにできた場合は目視することができます。

シミは皮膚の細胞が新しくなることで消えることがありますが、ほくろは一度できると消えることはありません。

どちらも健康に影響はありませんが、ほくろが盛り上がって来たり、赤く腫れるような状態になると悪性腫瘍の可能性があるので注意が必要です。

2.かさぶた

鼻に傷ができたとき、黒いかさぶたができることがあります。怪我をする理由はさまざまですが、虫刺されによるアレルギーでかさぶたができている場合は注意が必要です。

虫に刺されることで皮膚のただれや脱毛といったアレルギー症状が出ることがあります。症状によってはステロイドの投薬が必要になることもあるようです。

原因となっている蚊やノミといった虫を部屋に入れないようにしましょう。

3.悪性黒色腫(悪性メラノーマ)

黒色腫(メラノーマ)とは、メラニン細胞に発生する腫瘍のことで、ほくろのように見えることがあります。

鼻以外にも、口や耳、目にできることもある腫瘍で、出血や潰瘍(かいよう)を伴うこともあるようです。メラノーマには悪性と良性がありますが、猫に発症するのはほとんどが悪性であると言われています。

メラノーマが猫に発症することは稀ですが、猫の鼻にほくろのようなものができたときは、獣医師に相談するようにしましょう。

4.皮膚糸状菌症

糸状菌とはカビのことを指します。猫の鼻にカビが発生することで、脱毛やかさぶたが生じるのが特徴です。

免疫力の低い子猫に発症しやすいと言われ、鼻先や耳、手足の先が脱毛してフケが出ることもあります。

治療に1~4ヵ月ほどかかり、皮膚糸状菌症にかかった動物に触れることで人間にも感染する「人畜共通感染症」です。治療の際は隔離や消毒を徹底する必要があります。

5.汚れの付着

鼻に付着したゴミやほこりなどが固まると「鼻くそ」になります。かさぶたのようにも見えますが、多くの場合放置していても勝手に取れてしまうものがほとんどです。

表面に出てきているものであれば、濡らした綿棒やコットンで優しく拭き取ってあげるようにしましょう。

鼻くそが健康に影響を与えることはありませんが、鼻水や鼻くその量が多い場合やくしゃみ・鼻血が出るときは病気の可能性があります。

部屋の空気が悪いと鼻くそができやすくなるので、定期的に換気や掃除をして清潔な環境を維持できるようにしましょう。

猫の鼻の「黒いもの」が病気かどうか見分けるポイント

鼻を拭く人

シミやほくろであれば問題はありませんが、以下のような症状が出る場合は獣医師に相談する必要があります。

  • 大きく盛り上がっている
  • いびつな形をしている
  • 赤くただれている
  • 脱毛している
  • 出血している
  • 気にして掻いてしまう

これらの症状が出ている場合は、病気や悪性腫瘍になっている可能性があります。

また、免疫力が低下することで感染症にかかり上記のような症状が出る場合もあるので、日頃から飼い猫の様子をよく観察して些細な変化も見逃さないようにしましょう。

悪性腫瘍の場合、放置すると治療が難しくなってしまう場合もあるので、ほくろができてしまった場合は症状の有無にかかわらず獣医師に相談するようにしてくださいね。

まとめ

白猫の鼻

シミやほくろ、かさぶたなどは基本的に害はありません。しかし、悪性のものや感染症と区別するのが難しいので厄介です。

そのため、猫の様子をよく観察することで異変を見つけ出す必要があります。

愛猫が体調を崩してしまう前に、早期発見・早期治療ができるようにしていきましょう。

関連記事

猫が寝ている間に黙って外出した結果…帰宅した瞬間の『恐ろしすぎる表情』が363万再生「激おこww」「怒った顔かわいすぎてw」と話題に
猫の鼻くそを取ってみたら…『ビッグサイズが取れる瞬間』が感動的すぎると89万再生の大反響「素晴らしい」「スッキリするよね」の声
猫が「んー」と鳴く理由と気持ち
睡眠中の犬猫のまえで『特大の屁をこいた』結果…凄まじいリアクションに爆笑の声続出「面白すぎるw」「思わず吹いた」と75万再生突破
風呂場に『2年間も閉じ込められていた』子猫を救出…2年後の光景に涙が止まらないと159万再生「嬉しすぎて涙」「忘れるほど幸せに」

  1. 料理評論家・服部幸應さん(78)が死去 料理学校で倒れ搬送 病死か
  2. 白目をむいて爆睡する猫を撮影していたら…『衝撃的すぎる光景』が532万再生「夢にでてきそう」「見たことない」と驚愕の声
  3. 3歳の女の子が『散歩で動かなくなった犬』にした行動…まさかの『説得を試みる光景』が尊くて泣けると16万再生「涙が…」「見習わないと」
  4. 『猫を不幸にしてしまう人』4つの特徴とその理由 “好き”だけではダメなこともある
  5. 『賢い犬種』ランキングトップ5 知能が高い犬を迎える注意点やしつけのポイントまで
  6. 猫が『置いてあるものを落とす』のはなぜ?考えられる4つの理由 困ったら取るべき対策も
  7. 病気の可能性がある犬の『ウンチの状態』4選 危険な見た目や病院へ行くべきタイミングまで
  8. 大と猫が『初めてサンマを食べた』結果…ワクワクが抑えきれない『想像以上の反応』が35万再生「ピョンピョンしてて可愛い」「食いつきがw」
  9. 石破総理にも“政治とカネ”疑惑浮上 自民・裏金問題の解明は?告発した大学教授「まずは自分の調査を」【報道特集】
  10. 『ごめんて…』寝ている犬の横でくしゃみをしてしまったら…謝罪するしかない光景に6万5000いいね「耳が可愛すぎるw」「悲しそうで草」
×