派閥の裏金問題をめぐり、自民党は次の衆院選に比例単独での立候補を目指していた杉田水脈前衆院議員ら3人が辞退したと発表しました。
森山幹事長が党本部で記者団に明らかにしたもので、立候補を辞退したのはいずれも安倍派で、収支報告書に不記載があった杉田水脈前衆院議員、尾身朝子前衆院議員、そして、上杉謙太郎前衆院議員の3人です。
辞退した3人について、森山氏は「不記載のことを深く反省をして、再起を目指したいという意向だ」と述べました。
杉田氏は、森山幹事長から衆院選ではなく、次の参院選での立候補をすすめられたと語りました。
自民党 杉田水脈 前衆院議員
「衆議院の名簿に載るっていうよりは、そっち(参議院選挙)を頑張ってこれから目指した方がいいんじゃないかっていうようなお話を(森山幹事長から)されまして、話し合いの結果、そちらの方向でということになりました」
杉田氏は来年夏の参院選へ立候補を検討しているということです。
一方、小泉選対委員長は次の衆院選に自民党から立候補する女性候補は小選挙区で25人、比例代表単独は31人で、いずれも過去最多になったと発表しました。