菅田将暉さんの主演映画「Cloud クラウド」でメガホンを取った黒沢清監督が、先日行われた韓国・釜山国際映画祭で「アジアン・フィルム・メーカー・オブ・ザ・イヤー賞」を受賞。菅田さんと黒沢監督が、六本木のシアターで受賞記念舞台挨拶を行いました。
【写真を見る】【菅田将暉】黒沢清監督が絶賛「映画を支配する力がある」
菅田さんは“公開してから少し期間が経って、こうやってまた舞台挨拶ができるっていうのは幸せなことで、うれしい限りです“と笑顔。そして“黒沢監督おめでとうございます。世界中にファンがたくさんいて、いまさらかもしれないですけど、すごく嬉しい気持ちです“と祝福すると、黒沢監督も“頑張りました“と笑顔でこたえ、大きな拍手が送られました。
釜山国際映画祭でレッドカーペットを歩いた黒沢監督は、歩く距離の長さにとまどったようで“3〜40メートルあったかな。どう歩いていいのか分からなくなるんですよ。ファッションショーじゃないですけど、ああいう時どうしたらいいんですか?前の女優さんを追い抜くわけにもいかないし、微妙な速度でどうしようって。菅田さんはああいう時どうされてるんですか?“と質問。すると菅田さんは、“僕もそんなに経験がないので…たぶん僕はそれとない笑顔でやり過ごすと思います“と話しました。
また黒沢監督は、同映画祭で韓国のゾンビ映画「新感染」で知られるヨン・サンホ監督と交流したことを明かし、“ヨン・サンホ監督が「菅田将暉は単にうまい俳優ではなくて、映画を支配する力がある」って表現をして、あまりにいい表現なので、それ以降、取材を受けると「菅田将暉は映画を支配する力があります」と使わせてもらっています“と、韓国の名監督の言葉を借りて菅田さんを絶賛しました。
一方菅田さんは、ヨン・サンホ監督の韓国ドラマ「寄生獣ーザ・グレイー」に出演した時を振り返り、“韓国料理のお漬物に「チキンム」というのがあるんですよ。大根の酢漬けみたいなもので、僕がハマって一時期作ってたんですよね。そしたら僕(ヨン・サンホ監督)も「毎日作ってるよ〜」って言ってました“と、微笑ましい交流を明かしていました。
【担当:芸能情報ステーション】