NATO=北大西洋条約機構の防衛大臣会合に出席した中谷防衛大臣は、ウクライナに対し、自衛隊が保有する車両を追加で提供する方針を伝えました。
中谷元 防衛大臣
「軍事的な中国とロシアの連携。そして、ロシアと北朝鮮の連携の拡大に対しましては深刻な懸念を表明をいたしました」
中谷大臣は、ベルギー・ブリュッセルで開催されているNATO防衛大臣会合に日本の防衛大臣として初めて出席しました。
会合の中で中谷大臣はロシアによるウクライナ侵攻に対し、▼同志国の一層の団結と、▼ウクライナ支援の継続の必要性などについて訴えました。
そのうえで、ウクライナ側に対し、すでに今年提供した車両101台に加えて、追加で自衛隊が保有する車両を提供する方針を伝えたということです。
また、「日本とNATOの間で連携強化に取り組むとともに、加盟国との二国間関係において、艦艇や航空機の相互派遣など防衛協力の推進に取り組んでいく」との考えを述べました。