パレスチナ自治区ガザをはじめ、世界各地で活動する人道支援関係者の今年の死者が281人にのぼり、過去最悪になったと国連機関が発表しました。
OCHA=国連人道問題調整事務所は22日、世界各地の紛争地などで活動する人道支援関係者の今年の死者が281人となり、過去最悪になったと発表しました。
イスラエル軍とイスラム組織ハマスの戦闘が続くパレスチナ自治区ガザでの死者が大半を占めていて、ガザでは去年10月7日以降、320人以上が殺害されたということです。
また、アフガニスタンやスーダン、ウクライナなどでも人道支援に関わる人が危険にさらされているということです。
国連人道問題調整事務所は「人道支援関係者がかつてないペースで殺害されていて、彼らの勇気と人道性が銃弾や爆弾によって打ち砕かれている」などとして、各国に保護を求めています。