「終活」について普段から家族と話し合おう ニチリョクが『家族と終活を話し合う日』制定記念セミナーを開催

2024-10-23 08:00

『●活』という言葉をいろんなところで耳にするようになって久しいですが、その中でも特に重たい響きを持つと記者個人が感じているのが『終活』。やはり、“死”という人生最期の時のために準備・活動するということは、自分のそれまでの人生をまとめ上げる総決算的に意味合いもあって、ほかの『●活』とは比べられないものだと思うのです。

終活といえば、一般的には自分の死後に家族が困らないように身辺整理をしたり、遺言状をしたためたりという自身だけの活動だとイメージしがちですが、実はそれだけでは正解とはいえないようです。というのも、いざ自分が亡くなった後に家族が蓋を開けてみると「えっ!? どういうこと?」「お父さん(お母さん)、何を考えているの?」といった行き違いが発生することが実に多いから。また、亡くなった方の銀行口座は死後すぐに凍結されてしまうため、葬式の費用を用意していたとしても引き出せず、結局は遺族が支払うことに、なんてケースもよく聞きます。

このような事態を引き起こさないようにするために必要なのは、高齢期になったら家族といっしょに終活を行うということ。普段から話し合っていれば「お父さん(お母さん)は、自分が死んだ後にこうしてほしいんだよね」「そっかぁ、お父さん(お母さん)わかったよ」なんて感じで重苦しい雰囲気にならずに双方納得できる用意ができるのです。

そんな中、お墓・葬儀・終活などシルバーファミリーコンサルティングサービスを提供する株式会社ニチリョクは、毎年2回、春の彼岸の入りの日と秋の彼岸の入りの日(今年は9月19日)を「家族と終活を話し合う日」の記念日として制定、一般社団法人 日本記念日協会より正式に認定を受けました。そしてそれを記念して10月17日、都内某所にて家族で「終活」の話をするきっかけ、親子が「終活」について話すべき「タイミング」、そして伝わる「話し方」についてのセミナーが開催されました。

会場には多くの参加者が集まり、終活について真剣に耳を傾けていました。

ニチリョク株式会社 常務取締役 営業サポート本部長の尾上正幸さんは、年間50本もの公演を行う終活マイスターの第一人者。「今回のセミナーで何かしらのヒントをもって、ちょっと日常と話してみようかという気持ちになってほしい」と冒頭の挨拶で語りました。

『家族と終活を話し合う日』制定記念セミナーで講師を務めたのは、株式会社ニチリョク 代表取締役社長の三浦理砂さん(左)と、家族信託コンサルティングの専門家である株式会社ファミトラの藤井勇希さん。

三浦社長は「家族との日々のコミュニケーションの中で自身の意志・希望を伝えておくことが大切」と参加者に訴えました。

「子ども世代から親に投げかけることで、両者の希望をすり合わせておくことが重要」と語る藤井さん。

本人だけでなく、家族もいっしょに終活に取り組まなければならないことを今回のセミナーで教えられ、参加者に混じってそれを聞いていた記者は大きな焦りを感じました。というのも、記者の両親はともに80代。とくに86歳の父は先日入院する際に、担当医から「今回入院したら、もう家には帰れないと思ってください」と言われるほど末期的状態なのです。でも日々の介護に明け暮れて、父と話し合いなどしたことがありません。いや、もしかしたらお互いにそんな話をするのが怖くて目を背けているのかもしれません。最期の時までに、父が何をしたいのか、死後にどうしてほしいのか、そして遺される私たち家族が父の望みを叶えるにはどうすればいいのかを、膝を交えてじっくりと話し合いたいと思いました。

  1. 「彼女に会いたい」病院から逃走の理由か? 手錠つけたまま逃走・確保の島田健太郎被告 病室の置き手紙には“海か山に向かう”
  2. 東京・世田谷区 民間人の“空襲被害者”に見舞金3万円を支給する条例可決 都内で初 空襲遺族は国による補償への期待も「戦後80年の機会に前へ」
  3. ロシア・プーチン大統領 印モディ首相と首脳会談 エネルギー協力継続を確認 米の圧力強化でも“石油輸出の用意”強調
  4. 内定数がコロナ禍より減少? ABABAが27年卒就活の未来を解説!急速に難化する就活環境への対応策とは
  5. 5位発進の坂本花織「明日は嬉し泣きできるように」と前向く「嫌な気持ちは置いて(夜の)12時になったら切り替えます」
  6. 千葉百音 77.27点のSP自己ベストで首位発進!坂本花織は冒頭のジャンプ無効で涙の5位発進【GPファイナル】
  7. 高市総理が就任後初の“夜会食” 麻生副総裁ら党幹部が出席 今後の政権運営や国会対応など意見交換か
  8. 中国の航空各社 日中路線のキャンセル無料措置を来年3月28日まで延長 春節の大型連休に影響か
  9. 物価高の時代に奇跡のワンコインランチ 寿司チェーン店の挑戦!驚愕の90円ランチも【Nスタ】
  10. 【 川﨑麻世 】初めて “ラストまで” 妻の店で手伝い  “寿司を握って・週5で食べて・それでも寿司屋に通いたい”
  1. 今川焼?大判焼き?回転焼き?“あの和菓子”はなんと呼ぶ? 大規模調査で呼び方勢力図マップが完成!?【Nスタ解説】
  2. 【 川﨑麻世 】初めて “ラストまで” 妻の店で手伝い  “寿司を握って・週5で食べて・それでも寿司屋に通いたい”
  3. 同僚の日本人女性(58)の顔や首を刃物で刺したか 中国籍の男(39)を逮捕 女性は死亡…事件当時は面談中か 千葉・いすみ市
  4. 物価高の時代に奇跡のワンコインランチ 寿司チェーン店の挑戦!驚愕の90円ランチも【Nスタ】
  5. 当せん者は誰?7億円宝くじ無効まで約1か月…宝くじ売り場には「WANTED」の文字も
  6. 「率直に困った」スペイン豚肉輸入停止でスーパー困惑 生ハムピンチも…豚肉じゃない!代替〇〇生ハムに注目【Nスタ解説】
  7. 中国の航空各社 日中路線のキャンセル無料措置を来年3月28日まで延長 春節の大型連休に影響か
  8. 0歳から投資可能に!? 政府与党が検討進める「こども向けNISA」 月5000円投資するといくら貯まる?【Nスタ解説】
  9. 千葉百音 77.27点のSP自己ベストで首位発進!坂本花織は冒頭のジャンプ無効で涙の5位発進【GPファイナル】
  10. 5位発進の坂本花織「明日は嬉し泣きできるように」と前向く「嫌な気持ちは置いて(夜の)12時になったら切り替えます」
  11. 内定数がコロナ禍より減少? ABABAが27年卒就活の未来を解説!急速に難化する就活環境への対応策とは
  12. りくりゅうペアが3季ぶりファイナル制覇!フリー自己新で三浦は涙、大接戦制しミラノ五輪へ弾み【GPファイナル】