ドイツの自動車大手メルセデス・ベンツと蓄電池ベンチャーがEVの充電インフラで提携すると発表しました。国内インフラの整備で協力します。
高速でターンするこのクルマ。メルセデス・ベンツが新たに国内に投入する、EV=電気自動車です。高級大型SUV「Gクラス」を初めてEV化したもので、それぞれの車輪を個別で制御するなど高い走行性能が特長だとしています。
こうしたなか、メルセデス・ベンツは2026年までに国内で25か所設置する方針の自前の急速充電施設に、日本の蓄電池ベンチャーのパワーエックスの急速充電器を設置すると発表しました。
メルセデス・ベンツ日本 ゲルティンガー剛社長
「我々としては、できるだけこの最新のチャージング網を、できるだけ早く普及させたいという気持ちがありました」
パワーエックス 伊藤正裕社長
「日本のEV普及、脱炭素の実現に少しでも貢献できればと思っております」
パワーエックスの急速充電器は蓄電池を備えていることが特長で、国内最速クラスで充電できるとしています。
EVをめぐっては、充電インフラの不足などから世界的に販売が伸び悩んでいて、自動車メーカーが自前の充電網を整備する動きが加速しています。