ワールドシリーズ第2戦は4-2でドジャースが2連勝。WS初登板の山本由伸(26)は7回途中1安打1失点の好投でWS初勝利を飾った。
3打数ノーヒットだった大谷翔平(30)は、7回で盗塁を試みた際に左肩を痛めてしまい、その状態が心配されている。今後はMRI検査を行う予定で、D.ロバーツ監督(52)は「(検査結果は)たぶん明日わかる」と会見で説明。
山本は試合終了直後のベンチ前のインタビューで、大谷について「状態は分からないですけど。戻ってくることを信じています」と答え、軽症を願った。
この日快投の山本も、今季はケガで長期間離脱を経験。6月16日のロイヤルズ戦で右腕に張りを訴え、右肩腱板損傷で負傷者リスト(IL)入り。リハビリを経て、9月11日のカブス戦で約3か月ぶりに復帰し、ポストシーズンでは先発投手としてここまでチームを支えてきた。
山本は試合後の会見で「ILに入る前と同じくらいには戻せましたし、よりいい状態になってるかもしれないですね」と明かし、手ごたえを感じているようだ。
43年ぶりの“名門対決”で盛り上がる今年のWSは、ドジャースはあと2勝で世界一に届く。明日28日は試合がなく、ワールドシリーズ第3戦から第5戦は敵地ヤンキースタジアムで開催される。
大谷の今後の出場可否も注目される中、本人は試合後に自身の公式SNSを更新。内容は山本の勝利を称える投稿と思われ、山本のマウンド上での“雄叫び顔”と“赤ちゃんライオンの顔”を比較するような独特の“由伸いじり”でこの日の快投を祝福した。