林官房長官は、東北電力が29日夜、宮城県の女川原子力発電所2号機の原子炉を起動させることを受け、政府として「安全性の確保を大前提に最大限活用を進めていく方針だ」と強調しました。
林官房長官
「東北電力においては、引き続き安全最優先で緊張感を持って作業を進めていただきたいと考えております」
女川原発2号機の再稼働は東日本大震災で被災して以来およそ13年半ぶりで、東北電力は11月7日にも発電を再開する見通しです。
林官房長官は、原子力は再生エネルギーや脱炭素電源として重要だと強調した上で、政府として「安全性の確保を大前提に最大限活用を進めていく」との方針を示しました。
また、緊急時の対応については、地元住民の意見や要望を踏まえて「継続的な改善・充実化を進め実効性向上に取り組む」としています。