トランプ氏の勝利をアメリカはどう受けて止めているのか。ワシントンから中継です。
ワシントンポストは「決定的な勝利」と見出しを取るとともに、トランプ次期政権の閣僚候補の名前を具体的に報じていて、例えば国務長官にはマルコ・ルビオ上院議員らが検討されているとしています。
ハリス氏支持を表明していたニューヨークタイムズは「アメリカは危険な選択をした」と見出しを打っています。「トランプ氏の攻撃から民主主義を守るために主張していかなくてはならない」と訴えています。
その訴えと関係する話ですが、トランプ氏が起訴された2つの事件、▼2021年の議会乱入事件と、▼機密文書持ち出し事件を担当している“スミス特別検察官が起訴を取り下げる方向で司法省の幹部と協議を始めた”と報じられました。
現職の大統領は起訴できないとしている司法省の指針に基づく対応で、“来年1月の大統領就任式の前に起訴を取り下げる方向だ”ということです。
そのトランプ次期大統領の元には早速、世界の首脳から電話が相次いでいます。
これまでにイスラエルのネタニヤフ首相、中国の習近平国家主席、韓国の尹大統領、フランスのマクロン大統領、ウクライナのゼレンスキー大統領らが相次いで電話や電報で祝意を伝えたと報じられています。
尹大統領の会談では、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮についても話し合い、憂慮を表明したということで、就任前からトランプ外交が事実上、スタートしていると言えます。