『猫』とはこんな生き物!寿命や習性など、猫にまつわる基礎知識4つ

2024-11-07 20:00

猫はペットとして人気の高い、私たちにとって身近な動物です。しかし「猫をこれからお迎えしたい」というビギナーさんにとっては、まだまだ未知な存在と思っている人もいるのではないでしょうか?今回は、猫の基礎知識について簡単にまとめました。

1.猫の分類

横になってこちらを見ている猫

「猫」の仲間というと「ライオン」や「トラ」を思い浮かべると思いますが、猫はどのように分類されているのでしょうか。

猫は「哺乳網」に属し「食肉目」に分類されます。食肉目は「イヌ亜目」と「ネコ亜目」の大きく2つに分けられ、ネコ亜目にはマングースやハイエナなどが含まれます。

ライオンやトラ、チーターなどはネコ亜目の中の「ネコ科」に分類され、私たちにとって身近なイエネコも、もちろんネコ科です。イエネコの祖先はヨーロッパヤマネコであるといわれています。

2.猫の寿命

窓辺の2匹の猫

猫の平均寿命は15~16歳です。室内飼いが増えたことと、キャットフードの品質向上、動物医療の発展などが理由で寿命は延びてきています。

性別や品種によっても多少の違いはありますが、完全室内飼いでストレスフリーな環境の方が長生きできるようです。

外へ行く猫の場合は、他の猫とのケンカによるケガや事故、感染症のリスクなどが高まり、平均寿命もわずか3~5歳ほどと短くなっています。

3.猫の習性

室内を歩いてくる猫

猫は群れを作らない単独行動の動物です。縄張り意識が高いため、室内で飼われていてもパトロールをします。

排泄は専用の砂を入れた猫トイレで行い、排泄物は砂をかけて隠します。においを消すことで、外敵や獲物に気づかれないようにするためです。

トイレにはこだわりがあり、大きさや砂の種類によっては使ってくれないことがあるので気をつけましょう。トイレに排泄物が残っていたり、猫砂が汚れていてもトイレを使わないことがあります。

猫は夜行性といわれますが、正確には「薄明薄暮性」といい、明け方と夕方に活発に行動することが多いです。ただ、完全室内飼いの猫では、飼い主さんの生活リズムに合わせて夜はずっと寝ているということもあるようです。

4.猫の本能

ネズミのおもちゃを狙う猫

猫は完全な肉食動物です。祖先は狩りをして獲物を捕らえ、食べていました。狩猟本能は、現代の猫にも受け継がれています。そのため、家に入り込んできた虫や、窓の外の小鳥など動くものに反応してしまうこともあります。

現代の猫は、主にキャットフードを食べているので狩りをする必要がありません。しかし、狩りの真似事をさせてあげるのは、狩猟本能を刺激し、猫のストレス発散や運動不足解消につながります。

飼い主さんが猫じゃらしなどのおもちゃを使い、獲物の動きを模した遊びをさせてあげると喜びますよ。

まとめ

キャットタワーの上の猫

猫と一緒に暮らしていると、不思議な行動や身体能力の高さなどに驚かされる機会が多くあります。

人間のそばで暮らしている猫は、人間の生活に合わせてくれる面もありますが、猫が本来持っている習性や本能を理解し、愛猫が快適に暮らせるようにしてあげることが大切です。

例えば、猫は狩猟本能を持っているため、十分な遊び時間や隠れ場所を提供することが大切です。また、高いところに登ることが好きな猫も多いため、キャットタワーや棚を用意することで、ストレスを軽減し、心身の健康を保つ手助けになります。

愛猫が快適に過ごせるよう配慮することで、より良い関係を築くことができるでしょう。

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