政府は、現在定員割れになっている自衛官の処遇などをめぐり、手当や給与体系などの対応策を議論しました。
石破総理
「自衛官の定数割れが続いているということ。これは看過すべきことではございません。そして新規採用も半分ぐらいしか集まらないということは、このまま放置していいと私は全く思っておりません」
石破総理はきょう、自衛官の処遇改善などを議論する閣僚会議でこのように語りました。
石破総理は深刻化する自衛官のなり手不足について、「色んな項目を検討し施策を講じても、実効性があり数字が上がらなければ会議の意味がない」と強調し、改めて危機感を訴えました。
会議では、自衛官として質の高い人材を確保するために、▼特殊な業務を行う自衛官の手当の拡充や、▼勤務実態の調査などを踏まえた給与体系の在り方などが議論されています。
政府はこうした議論について、年内に「基本方針」を策定するとしています。