日本オリンピック委員会(JOC)は11日、都内で「令和6年度JOCコーチ会議及び情報・医・科学合同ミーティング」を開催し、国内競技連盟の担当者に対し、今後の国際総合競技大会への認識を示した。
会議の中で、JOCの尾縣貢専務理事が今夏に行われたパリオリンピック™を振り返り「海外での金メダル数、メダル数、入賞数は今までの最高数を得ようと目標にした。(結果は)金メダルは20個、銀12個、銅13個、合計45個で底力がついたと思っている。こういったことは日頃から競技団体がいろいろなことを想定しながら強化を進めた成果だと思う」と活動を称えた。さらに、26年に開催を控えるミラノ・コルティナ冬季五輪(イタリア)、アジア大会(愛知)に向け「私たちは総力を結集し、今の流れをさらに強くしてこの大会に向かっていきたい」と呼びかけた。
また、スポーツ庁の⽇⽐謙一郎競技スポーツ課⻑は、日本で開催されるアジア大会について「久々に国民が現地で選手に声援を贈ることができる絶好の機会」とし、「成功にはアスリートの活躍が不可欠であり、愛知・名古屋大会をロス五輪に向けた最重要マイルストーンの一つとして位置づける。JOCや国内競技連盟が総力を上げて選手強化を行い、多数のメダル獲得が期待できる強力な日本選手団を編成し、これに対してスポーツ庁や日本スポーツ振興センターにおいてサポートを行っていく」との意向を示した。
※写真は今年8月のもの