「闇バイト」が絡む犯罪が増える中、東京・浅草の高校で警視庁が「闇バイト」に応募しないように注意を呼びかけました。
きょう、警視庁が都立浅草高校で開いた「闇バイト防止教室」。全校生徒およそ270人が参加し、犯行グループがSNS上での勧誘目的で「具体的な仕事内容がよくわからない求人」を載せたり、「誰でもできる、一方で報酬は高額」とアピールしているといった手口を紹介しました。
参加した高校3年生は「SNSでオススメで流れてきた『#ホワイト案件』と書かれた怪しい投稿を見かけたことがあり、闇バイトを身近に感じる」などと話していました。
警視庁では、10代の学生から「知人に頼まれて引き受けて、秘匿性の高いアプリをインストールした」「公園の公衆トイレで封筒を受け取る仕事を断ったところ脅された」などと相談があり、保護したケースもあったということです。
警視庁生活安全部の末廣典明参事官は「闇バイトに気がついたら、すぐに警察か家族に相談してほしい。友人の変化を感じたら『何かあった?』『悩んでる?』と一言声をかけてほしい」と話しました。