楽天グループの今年1月から9月までの最終損益は、1503億円の赤字となりました。赤字幅は縮小していますが、6年連続の赤字となります。
楽天グループの今年1月から9月までの連結決算によりますと、好調なネット通販やカード、銀行事業などを追い風に、売上高は前年より8.5%増え、1兆6176億円でした。
一方、最終損益はモバイル事業の設備投資などが重石となり、1503億円の赤字となりました。この期としては6年連続の赤字です。
ただ、足元の携帯電話の契約数は812万件に達し、赤字幅は前年の2084億円から縮小。7月から9月までの四半期の営業利益は、モバイル事業に本格参入した2020年4月から6月期以来、17四半期ぶりに黒字に転換しました。
楽天グループの三木谷浩史社長は、決算会見で「楽天モバイルがグループ全体の成長のブースターになってきている」と強調、早期に契約数1000万件を達成したい考えです。