容体が悪化していた三笠宮妃百合子さまが逝去されました。皇室最高齢の101歳でした。
宮内庁によりますと、百合子さまは意識が低下している状態が続いていましたが、きょう午前6時32分、入院先の聖路加国際病院で逝去されました。皇室最高齢の101歳でした。
百合子さまは大正12年、1923年生まれで、上皇さまの叔母にあたります。1941年に女子学習院本科を卒業し、その年の10月に昭和天皇の弟の三笠宮さまと結婚されました。
その後、3男2女の5人のお子さまをもうけましたが、そのうち寛仁さま、桂宮さま、高円宮さまはいずれもすでに亡くなっています。また、夫の三笠宮さまも、2016年10月に100歳で亡くなっていて、その際は、当時93歳だった百合子さまが喪主を務められました。
百合子さまは今年3月3日に、脳梗塞の症状と誤嚥性肺炎で、東京・中央区の聖路加国際病院に入院されていました。
その後、持病である心臓の左心不全が悪化したほか、軽い肺炎の症状があり、今月7日には心臓や腎臓などの機能の低下がわかり、意識が低下している状態となっていました。
こうした状況を受け、孫の彬子さまや高円宮妃久子さまら皇族方が連日見舞われていました。