パキスタン北西部で、イスラム教シーア派の人々が乗った複数の車両が武装集団に銃撃され、少なくとも38人が死亡、20人以上が負傷しました。地元当局は、少数派のシーア派を狙ったテロとみて調べています。
現地メディアによりますと、パキスタン北西部のカイバル・パクトゥンクワ州で21日、イスラム教シーア派の人々が乗っていた複数の車両がおよそ10人の武装集団に銃撃されました。
この事件で、車に乗っていた少なくとも38人が死亡したほか、20人以上が重軽傷を負って病院に運ばれたということです。地元当局は、少数派のシーア派を狙ったテロとみて捜査しています。
カイバル・パクトゥンクワ州では、多数派のスンニ派と少数派のシーア派の住民らによる宗派間の衝突が相次いでいて、これまでにも多くの死傷者が出ています。