北朝鮮メディアは、金正恩総書記が「アメリカとの協議の道を行けるところまで行ってみて確信したのは、変わらず敵対的な対朝鮮政策だった」と演説したと報じました。
朝鮮中央通信は22日、金総書記の出席のもと、最新兵器の展示会の開幕式が首都・平壌で開かれたと報じました。
金総書記は演説で、「アメリカとの協議の道を行けるところまで行ってみて確信したのは、変わらず侵略的で敵対的な対朝鮮政策だった」と述べたということです。これは2019年に事実上、決裂したトランプ前大統領との首脳会談を念頭に置いた発言とみられます。
さらに金総書記は、「我々の手で軍事的均衡の重りを下ろすことは永遠にない」と強調し、軍事力の強化を続ける姿勢を改めて示しました。
金総書記の演説について、韓国で北朝鮮政策を担当する統一省は22日の会見で、「北に対する敵対政策を先に放棄するよう求める従来のメッセージを繰り返したものだ」との見方を示しました。