若者が「闇バイト」などの犯罪に加担したり、被害にあったりしないよう、警視庁世田谷署が地元の学校の教職員に啓発イベントを行いました。
警視庁世田谷署はきょう、東京・世田谷区にある昭和女子大学附属昭和中学校と高校の教職員およそ80人に、「闇バイト」や「警察官をかたった詐欺」などに若者が犯罪に加担するのを防ぎ、被害にあわないようにするため、イベントを開きました。
2022年の警視庁管内での特殊詐欺による検挙者数は793人に上り、中学生や高校生も含まれているということで、イベントでは、警察官が教職員が日頃から生徒にどう指導するべきか、動画などを通して解説しました。
また、「闇バイト」に加担しないために、▼生徒がネットやSNSに依存しすぎない、▼生徒が相談しやすい環境を作るのが重要などと説明。「警察官をかたった詐欺」の被害にあわないために、「怪しいと思ったら警察にすぐに相談するように」と話しました。
警視庁世田谷署の担当者は「生活にSNSなどのネット環境が欠かせなくなっている。使い方によっては犯罪に加担したり、被害者になったりすることもある。不審に思ったら110番を」としています。