アメリカのトランプ次期大統領はウクライナ・ロシア担当特使を新たに設け、退役陸軍中将のケロッグ氏を充てる人事を発表しました。
アメリカのトランプ次期大統領は27日、ウクライナ・ロシア担当特使に退役陸軍中将で、第一次政権でペンス副大統領の国家安全保障担当補佐官を務めたキース・ケロッグ氏を起用すると発表しました。
ウクライナ・ロシア担当特使は次期トランプ政権で新たに設けられるもので、トランプ氏が目指すウクライナでの早期の戦闘終結に向けた調整にあたります。
ロイター通信によりますと、ケロッグ氏は大統領選挙の最中にトランプ氏にウクライナでの和平案を提案していて、▼戦線を現在の場所で凍結したうえでウクライナとロシアによる協議を始めるとしたほか、▼アメリカによるウクライナへの追加の武器の供与は、ウクライナが和平に向けた協議に入った場合に限って行うことなどが盛り込まれているということです。