猫の健康管理で重要なのが、毎日のトイレの様子を観察することです。なかでも「ウンチ」は、健康状態のサインがたくさん詰まった大事なバロメーター。色や形、臭いなどをチェックすることで、病気の予兆を早期にキャッチできます。ここでは、猫の「健康なウンチ」と「不健康なウンチ」の違いを見分けるためのポイントを4つにまとめました。
1.形状と硬さ
健康な猫のウンチは「程よく硬く、崩れにくい」程度が理想です。便秘気味であれば硬くカチカチになり、逆に下痢気味だと形がなくなり、べちゃっとした状態になります。
ウンチが硬すぎる場合は、食物繊維の不足や水分不足が原因のことが多く、ウェットフードや水分補給で改善することもしばしばあります。
逆に柔らかすぎる場合は、消化不良や腸内の健康状態が原因かもしれません。急に柔らかくなった場合には、食事やストレスが原因かもしれないですし、何か病気が隠れている場合もあるので早めに病院に相談しましょう。
2.色
健康な猫のウンチは、暗い茶色が標準的な色です。黒っぽい場合は胃腸からの出血を疑いがある、黄色っぽい場合は肝臓の問題が原因かもしれません。
もしも真っ黒な色のウンチや血が混じっている場合は、内臓の病気や出血の可能性があるため、すぐに獣医師に相談することが大切です。
色の変化は食べ物の影響もあるので、新しいフードに変えたばかりであれば数日間の観察をしてみましょう。
3.ニオイ
健康な猫のウンチには「特有のニオイ」があります。しかし猫トイレから離れた場所でも異常に強いニオイを発している場合や腐敗臭があるときは注意が必要です。
ウンチの強いニオイは、腸内の悪玉菌が増えている可能性が考えられ、消化不良や腸内フローラのバランスが崩れていることが原因の一つです。
腸内環境を整えるためには獣医師に相談し、善玉菌の数を増やす「プロバイオティクス」を含むサプリの導入や適切なフードの選択を検討しましょう。
4.回数と量
健康な猫の場合、1日に1回~2回のウンチが標準的です。便の量や回数が極端に増減した場合、消化不良や腸の問題、ストレスによる影響や病気の可能性も考えられます。
たとえば、数日便が出ていない場合は便秘の可能性が高く、放置すると重篤な症状になるリスクがあるため早めの対応が必要です。突然回数が増えた場合も病気が隠れている可能性があるので様子見をせずにはやめに病院に相談しましょう。
まとめ
猫のウンチは、健康状態を示す大切なサインです。日々のトイレチェックで「形状」「色」「ニオイ」「回数や量」の4つのポイントを確認することで、愛猫の体調の変化をいち早く察知できます。
もしもウンチが硬すぎたり柔らかすぎたりする場合は、食事や水分の見直しが必要かもしれませんし、色やにおいの異変が続くときは病気の兆候の可能性も考えられます。
日常的に猫のトイレ観察を通して「異変に気づくこと」「早期に対応すること」を心がけながら愛猫が健やかに暮らせる環境を整えていきたいですね。
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