あなたが出かけるとき、愛犬はどんな反応をしますか?寂しそうにしますか?それとも無反応ですか?今回は愛犬が飼い主のお出かけを嫌がっているときのサインと、帰宅後にしてあげたいケアについて解説します。
愛犬が飼い主のお出かけを嫌がっている時のサイン
1.飼い主の後をついていく
飼い主が出かける準備をしていると、愛犬がうしろをついて歩くということはありませんか?犬は自分の存在をアピールしたいとき、とにかく飼い主の視界に入ろうとします。
犬がついてきてかわいらしい目で見つめられると、飼い主としては出かけにくくなりますね。
2.吠える・鳴く
犬は何か伝えたいことがあると吠えることがあります。そのため、飼い主が出かけるときの吠えは『行かないで』『連れていって』と訴えている可能性が高いです。
また『クーンクーン』と甘えるような声で鳴くこともあります。吠えるときと伝えたいことは同じですが、寂しい気持ちが強いようです。
3.窓から覗く
飼い主が家から出ていったあと、窓から外を覗く犬もいます。人間の子どもと同じで、飼い主の姿をギリギリまで見ていたいということだと考えられます。
いつも愛犬に見送られながら出かけるという飼い主も多いのではないでしょうか?愛犬が可愛くて、すぐに帰ってきたくまりますね。
4.トイレを失敗する
出かける準備をしていると愛犬がトイレ以外の場所で排泄をしてしまい、掃除のために出発が遅れる…なんて経験はありませんか?
犬の体調不良やまだ子犬で我慢ができないということもありますが、犬がわざとしている可能性もあります。
トイレを失敗したら飼い主は長く家にいることになり、犬は寂しい思いをしなくて済みます。やめさせるのは難しいですが、出かける前に運動させてトイレを済ませておくというのが対策法として挙げられます。
5.物を壊す
トイレの失敗と同じで、近くにある物を破壊すれば飼い主はその分長く家にいることになります。
犬は飼い主に叱られると怖いと感じますが、寂しがり屋の犬にはかまってくれて嬉しいという気持ちが勝ってしまうようです。
飼い主や犬のニオイがするタオルなどを置く、長時間ならペットホテルに預けるといった対策をとりましょう。
飼い主が離れるのを異常に嫌がる犬は精神的に問題がある可能性があります。獣医師や訓練士に相談してみてください。
帰宅後に犬にしてあげたいケア
思い切り褒める
犬が留守中におとなしく良い子で待っていたら思い切り褒めてあげましょう。犬にとって飼い主に褒められるというのは最大のご褒美です。
『待っていたら飼い主は帰ってきて褒めてくれる』とわかると犬はその後も留守番ができるようになります。
笑顔で接する
犬は相手の表情にとても敏感であり、大好きな飼い主が笑顔でいると嬉しくなります。がんばって留守番をしていたところに笑顔を見せると安心してくれるでしょう。
疲れて帰ってくる人もいますが、『疲れちゃったよ~』とできるだけ笑顔で接して自分も癒されてください。
たくさん話しかける
犬は人間の言葉を完全には理解できませんが、飼い主の声を聞くと安心します。また犬は聴覚や嗅覚が発達しているので飼い主の声とニオイどちらも感じられたらとても喜びます。
『ただいま』『良い子にしてた?』などたわいもない言葉で良いので、穏やかな声でたくさん話しかけてあげてください。
体を撫でる
犬は大好きな人に体を撫でられると嬉しくなります。まずは首周りや背中などの触られると気持ち良い部位から撫でてあげてください。
ゴロンとお腹を見せたらお腹も撫でてあげましょう。耳の間が広がって表情が柔らかくなっていたら犬が喜んでいるということです。
時間があれば体中を撫でて、犬も飼い主も幸せな気分になってください。
まとめ
犬は群れで暮らす動物なので1人になることを嫌い、主人がいなくなると不安になります。留守番中イタズラもせずに待っている犬もいますが、やはり不安を感じているはずです。
また犬は本来1日の大半を寝て過ごす動物です。留守番の直前に散歩と食事を済ませると疲れて寝てくれることが多いです。
他にも犬の寝床を居心地良くする、日頃から充分な運動量とスキンシップをとるなど、犬が快適に暮らせるよう日常のケアは欠かさずに行いましょう。
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