教え子に性的暴行した罪などに問われた中学校元校長（57）に懲役10年求刑　検察側「上下関係利用した卑劣な犯行」 東京地裁

教え子の女子生徒に性的な暴行を加えて、けがをさせた罪などに問われている元校長に、検察側は懲役10年を求刑しました。

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東京の練馬区立中学校の元校長・北村比左嘉被告（57）は、勤務していた中学校で、教え子の女子生徒に性的な暴行を加えてけがをさせた準強姦傷害などの罪に問われています。

これまでの裁判で、北村被告は準強姦傷害の罪について、起訴内容を否認しています。

きょうの裁判で、検察側は「女子生徒は信頼できたはずの教師から被害を受けた」「上下関係を利用した常習性のある犯行で卑劣極まりない」として、北村被告に懲役10年を求刑しました。

一方、弁護側は女子生徒について、「明確に拒絶したことはなかった」「抵抗できない状態とは言えない」として、準強姦傷害の罪については無罪を主張しました。