ウクライナ侵攻を続けるロシア軍が11月に制圧した地域の面積が、侵攻開始直後のおととし3月以来、月間で最大となったことがわかりました。
これはAFP通信がアメリカのシンクタンク戦争研究所のデータをもとに報じたもので、ロシア軍がウクライナ東部ドネツク州などで先月に制圧した地域の面積は、725平方キロメートル以上にのぼるということです。
シンガポールの面積に相当し、ロシアが侵攻を開始した直後のおととし3月以来、月間で最大だとしています。
ロシア軍は犠牲をいとわない攻撃で占領地域を広げているとされ、ドネツク州の要衝ポクロウシクまで5キロ以内に迫っているとしています。
また、ロシアが今年に入って制圧した面積は、あわせて3500平方キロメートルとなり、去年全体の6倍に達するということです。