ロシア・ラブロフ外相がOSCE閣僚会合に出席　EU加盟国を訪れるのは侵攻後初

ロシアのラブロフ外相が、ウクライナを含む各国の外相らが揃うOSCE＝欧州安全保障協力機構の閣僚会合に出席しました。ウクライナ侵攻後、EU加盟国を訪れるのは初めてです。

OSCEは、ヨーロッパと中央アジア、北米の57か国からなる安全保障機構で、地中海のマルタで5日、閣僚会合が開催されました。会合にはロシアのラブロフ外相も出席し、ウクライナ侵攻後、EU加盟国を訪れるのは初めてだということです。

ウクライナのシビハ外相も出席していて、「ここにいるロシアの戦争犯罪者は、ウクライナが勝利するということを覚悟しておくべきだ」などと演説しました。

ラブロフ外相が演説を始めると、シビハ外相やポーランドの外相らが退席する一幕もありました。

一方、アメリカのブリンケン国務長官によりますと、自身の演説時にはラブロフ外相が退席したということです。

ラブロフ外相が欧米の外相らと個別に接触したのかなどはわかっていません。