先月行われたルーマニアの大統領選挙の結果について、憲法裁判所が無効にしたと発表しました。「SNSで情報操作があった」などと指摘されるなか、今月8日には決選投票が行われるはずでした。
ルーマニアでは先月24日、大統領選挙の1回目の投票が実施され、これまで無名の存在だったロシア寄りの候補・ジョルジェスク氏が最も票を集め、現職の首相が3位で落選するなど、異例の結果となっていました。
こうしたなか、ルーマニア情報機関の機密文書が公開され、「報酬を受け取ったインフルエンサーらがSNSでジョルジェスク氏の選挙運動を宣伝した」などと記され、ロシアの介入についても強く示唆されています。
今月8日に決選投票が行われるはずでしたが、憲法裁判所は選挙結果を無効にしたと発表し、選挙はやり直しとなります。