韓国の国会で弾劾訴追案が可決、権限が停止された尹錫悦大統領をめぐって、憲法裁判所が最初の会議を開き、今後の日程などを協議しています。ソウルの裁判所前から中継です。
【動画】憲法裁判所が審判の日程を協議 韓国・ユン大統領の弾劾めぐり
私の後ろにある憲法裁判所では、午前10時から裁判官による最初の会議が開かれ、尹大統領に対する弾劾が妥当なのか判断する審判の日程などが協議されています。
韓国メディアは、早ければ来年1月初めに最初の弁論が開かれるとの見方を伝えています。また、早ければ今後2か月ほどで決定が出るとの見通しも出ています。
尹氏はこれまで「弾劾に立ち向かう」と述べていて、審判では非常戒厳の正当性を訴え、争っていくものとみられます。
一方、尹氏による非常戒厳をめぐって、捜査機関にも動きがありました。韓国警察や政府高官らを捜査する高位公職者犯罪捜査庁などでつくる合同捜査本部はきょう、尹氏に対し、事情聴取のため、あさって18日の午前10時に出頭するよう求めると明らかにしました。
検察も11日に出頭を求めていたと、きのう明らかにしていて、捜査の行方も大きく注目されています。