中国発の動画アプリ「TikTok」を規制するアメリカの新たな法律について、トランプ次期大統領は「TikTokに好感を持っている」などと話しました。
トランプ次期大統領
「私はTikTokに好感を持っている」
バイデン政権下で成立した新たな法律は、TikTokの親会社の中国企業が来月19日までにアメリカ事業を売却しなければ、国内でのアプリの配信を禁止するというものです。
法律をめぐっては、今月6日、控訴裁判所が合憲の判断を示していて、その後、TikTok側は控訴裁に対し、最高裁判所の審理が行われるまで法律の施行を差し止めるよう求めましたが、今月13日に却下されました。
16日、TikTok側は「言論の禁止に対しては最も厳格に審査する必要がある」などとして、今度は最高裁に一時差し止めを求めました。
こうしたなか、TikTokの禁止に否定的な立場を示してきたトランプ氏は16日、記者の問いかけに対し、「私はTikTokに好感を持っている」などと述べました。
法律の施行を阻止するかについては明言しませんでしたが、アメリカの複数のメディアはTikTokのチュウCEOが16日にトランプ氏と会談すると伝えていて、今後の動きが注目されます。