環境負荷の少ない商品の開発競争が広がるなか、サントリーは来年開幕する大阪・関西万博で「再生農業」による大麦などを使ったビールを発売すると発表しました。
サントリー 鳥井信宏社長
「持続可能な未来の実現に向け、環境負荷の少ない商品の開発に挑戦します」
サントリーが開発した「水空エール」には、化学肥料を減らすなどした「再生農業」による大麦とホップが使われています。この結果、通常のビールに比べ、温室効果ガスの排出を2割程度削減できたもので、「持続可能な未来構築」を掲げる大阪・関西万博の会場で初めて限定発売します。
特徴は、爽やかな香りとすっきりした後味だということですが、実際に原料を「再生農業」で大量生産するには課題も多いとしています。
このため、市販するかどうかは万博での反響を見て総合的に判断する考えです。