政府は、半導体やAI分野を支援するため、来年度予算案におよそ3300億円を計上する方針を固めたと発表しました。ラピダスへの出資も念頭にしています。
武藤経済産業大臣と加藤財務大臣は24日、各省庁の来年度予算をめぐって詰めの協議をする閣僚折衝を行いました。
武藤経済産業大臣
「財務大臣から内容を了承する旨の回答をいただいた。来年の国会審議においても、政策の重要性・意義をしっかりご説明をし、当初予算の早期成立を目指したい」
武藤大臣は協議のあと記者団の取材に対し、AI=人工知能や半導体分野への支援として、3328億円を計上する方針を固めたと明らかにしました。
次世代半導体の国産化を目指しているラピダスへの出資も念頭にしていて、実現すれば国がラピダスの実質的な株主となります。
ラピダスをめぐっては、政府はこれまで最大9200億円の支援を決めていて、政府の関与がさらに深まることになります。