27日の東京株式市場で、日経平均株価は一時800円以上値上がりしました。およそ2週間ぶりに節目の4万円を回復しています。
年末で取引参加者が少ない中、円相場が一時1ドル=158円台をつけ、およそ5か月ぶりの水準まで下落したことなどから、半導体関連株や輸出関連株などに買い注文が広がっています。
また、きょうの取引から受け渡し日が来年1月となるため、来年分の新NISAの非課税枠を使った買い注文が多く入ったことも追い風となりました。
さらに市場関係者からは、きょう発表された東京都区部の消費者物価指数が市場の予想と大きなずれがなかったことなどが安心感につながっているとの見方も出ています。