猫を飼っている家庭では、来客が猫にとってストレスになることもあります。特に、人見知りの猫や環境の変化に敏感な猫は、来客に怯えて隠れてしまったり体調を崩してしまうことも。そこで今回は、猫がいる家に来客を迎えるときの注意点を4つご紹介していきます。愛猫と来客のどちらも快適に過ごせるように、ぜひ参考にしてみてください。
1.猫の隠れ場所を確保する
来客があった際、猫が安心して身を隠せる場所を確保しておくことは何よりも重要です。猫は本来警戒心が強い動物であり、見知らぬ人が自分のテリトリーに入ってくると強い不安を感じます。
そのため、いつでも逃げ込める安全な場所を用意しておくことが、猫の精神的な安定につながるといえるでしょう。
具体的には、キャットタワーの高い場所や押し入れ、ベッドの下など、猫が普段から好んで過ごしている場所をそのまま使えるようにしておきましょう。
また、来客が長時間滞在する場合などは、来客の目に触れない場所に専用の部屋やケージを用意するのもおすすめです。
2.猫の匂いがついたものを置く
猫は自分の匂いがついたものに囲まれていると安心します。これは、自分のテリトリーを認識し、安全な場所であると感じるためです。来客を迎える際には、この習性を利用して猫の不安を軽減することができるでしょう。
例えば、来客が座るソファや椅子に猫が普段使っている毛布やクッションを置くことによって、猫は「ここは自分の場所だ」と認識しやすくなります。
また、猫の匂いがついたおもちゃを部屋の隅に置いておくのも効果的。おもちゃは猫にとって遊び道具であると同時に自分の匂いをつけるためのマーキング対象でもあるため、猫は自分のテリトリーが守られていると感じ、安心することができます。
3.来客に猫の性格を伝えておく
来客に対して事前に猫の性格を詳しく伝えておくことは、トラブルを未然に防ぐために非常に重要です。猫は、人間と同じように一匹一匹性格が異なります。人懐っこい猫もいれば、極度の人見知りの猫もいたり、触られるのが好きな猫もいれば、触られるのを嫌がる猫もいます。
来客に猫の性格を伝えておくことで、来客も猫に合わせた対応ができるようになるでしょう。例えば、人見知りの猫であれば、無理に近づいたり触ろうとしたりせず、遠くから見守るようにしてもらうことができます。
また、猫が嫌がること(大きな音を立てる、無理に触ろうとする、追いかけ回すなど)を事前に伝えておくことも、非常に大切です。
4.来客にゆっくり慣れさせる
猫と来客を徐々に慣れさせていくことも猫のストレスを軽減するために効果的です。猫は急激な環境の変化に弱いため、段階を踏んで慣れさせていくことが重要です。
最初は来客と猫を直接会わせず、声や匂いだけでお互いの存在を認識させることがおすすめ。例えば、来客がリビングにいる間、猫は別の部屋にいてもらい、ドア越しに来客の声を聞かせるようにします。
また、来客が帰った後に、来客が使っていたスリッパや座っていた場所の匂いを猫に嗅がせるのも良いでしょう。
まとめ
猫がいる家に来客を迎える際は、猫のストレスを最小限に抑えることが大切です。今回ご紹介した4つの注意点を参考に、愛猫とお客様、お互いが快適に過ごせる環境を整えましょう。
また、猫の性格や体調によっては、来客との接触を避けた方が良い場合もあります。猫の様子をよく観察し、無理のない範囲で対応するようにしてください。
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