「お酒がないと仕事ができない」驚愕のアル中作家が飲酒を隠蔽する方法がエグすぎた

2025-01-03 10:00

※本記事はFUNDO編集部へ寄せられた体験談を元に作成しています。
実際の個人情報の特定を避ける為に一部フィクションや編集を入れております。

私は、53歳の中小出版社の編集者です。
世に影響を与える作家たちに叱咤激励しながらも、素晴らしい作品を送り出すのが仕事。しかし、この業界も長く居ると……ごくたまにですが、トラブルは付きまとうものです。今回は、その一例をご紹介します。

某日――。
担当している作家A氏が、いつまで経っても原稿を送ってこないので連絡をしたところ「納期を少し遅らせてください。必ず良い作品を執筆しますから。」と返信が来ました。「納期が遅れる理由や対策をしたいので、一度お会いして打ち合わせしましょう。」と私が返したところ「それはちょっと…。オンラインではダメですか?」というやり取りに。

こちらに出向く気はないが、打ち合わせに応じる気持ちはあるらしいので、オンラインツールで打ち合わせをすることになりました。

会議中に手が震えていることに気付く

打ち合わせ会議の当日。画面越し作家A氏が映り「よろしくお願いいたします。」と丁寧に挨拶をしてきました。
「震えていますね、緊張なさっているのですか?」と、失礼かな…と思いながらも、私は緊張を和らぐ為にも声をかけてみました。

「はい、まぁ……。飲み物は…よろしいですか?」と、か細い声で質問されたので「どうぞ。」と私も応答します。

しかし、なんだろうこの違和感は……。

急に態度が大きくなる作家A氏

水筒に口を含ませてA氏は「ふぅ。」と一息つきます。ここまでは良かったのですが……。
急にA氏が「いやぁ、原稿料についてですけど!私だって作家歴は長いんですよ?この額じゃとてもじゃないですが、書く気が起きませんね!」と、強気に交渉を始めました。

続いてA氏の主張は「しかも、校正ばかりで…私の文章は、クリエイティブが売りなので~修正しようがないくらい完璧に仕上げているんですけどね!」と、饒舌さが時間が過ぎるたびに上がっていきます。

――これは、酔っ払いの管を巻くってやつ?と、A氏の主張を聞き流しながら思ったことです。
いや、間違いありません。そんな確信を持った私は「はい、分かりました。ちょっと社内で検討しますので、一旦打ち合わせはここまでにしましょう。」と話し合いにもならない打ち合わせを中断しました。

SNSで発見A氏の「酒気帯び発言」

後日、作家A氏のSNSを発見し、リンク先ではブログも書いているようです。
SNSの投稿も「〇〇さんと飲み会!乾杯!」と、ビールジョッキ片手の姿が写っています。

確かに、打ち合わせで見たA氏でしょう。ブログを読んでみることにしました。そこに書かれていた内容は……。

「お酒がないと仕事ができない」と毎回のように投稿

「酒がないと仕事なんて、やってられるか!!」と、毎度のように記事化されていました。

しかも、わが社の内部情報まで吐露した愚痴が……次から次へと書き綴られていたのです。

「たまたま、今の出版社しか依頼が来なかったから受けてやっているのに、作家への対応が最悪!」
……もう、読むに耐えられません。私は、作家A氏と社内の営業B氏と3者で対面で話し合おうと決めました。

対面で発覚したアルコールの隠蔽方法とは

私の中では、A氏はアル中と認定しているので、「対面だったらまともに話ができるだろう。」と思っていました。

しかし、営業B氏と共に待ってても…作家A氏が来る気配がないのです。「ぶっち切られましたかね?」と苦笑いのB氏。
そんな他愛のない話をしている内に、片足を引きずりながら歩くA氏が遠くから「すみませーん!」と、息を切らせてやってきたのです。

オンライン会議にこだわる理由がここで判明しました。
「そうか、アル中ではなくて足が悪いんだ。」と、自分の疑念に反省の意を覚えましたが、この思惑も吹っ飛ばす現実が待ち受けていたのです……。

「タバコ、吸っても良いですか?」と、遅れてきて息切れまでしているA氏の言葉に驚きながらも「まぁ…良いですよ。」と返答するしかない私。

B氏が耳打ちで「この人、アルコールの臭いします。」と言われて、確かに外の空気に紛れながらもA氏と距離が近づいたことでハッキリと酒気帯びていることが分かってしまいました。
A氏が「禁煙区域ではないので、この場で失礼します。」と慣れた手つきでライターに着火。
思いっきり吸い込んだタバコを吐き出した時に混じる……なんとも言えない汚れた川の臭いが鼻を刺激します。

「大変恐縮ですが、A氏にはここでお引き取りください。」私は見切りをつけた言いぶりで、この打ち合わせ中止することにしました。「は?まだ話は終わってませんよ?」と、据えた目元でこちらを訝しげに睨む作家A氏。
B氏も「どうぞ、道中お気を付けてお帰りくださいませ。」と畳みかけるように続きます。恐らくB氏にも、A氏の酒気帯びを確信したのでしょう。作家A氏とは仕事をしたくない、と満場一致で会社に戻る私たち。

「クリエイティブが売り、ねえ。」と帰り道につぶやくB氏に「酒でも飲まないと作品が書けないのは、もうアル中と変わりない。」と返しました。

作家A氏は飲酒を隠すためにその匂いをタバコを吸うことで、誤魔化そうとしてましたが、その浅はかな思惑は苦し紛れにも程があります。皆さんもお酒はほどほどが一番ですよ。

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