みずほ銀行は、企業向け長期貸出金利の指標となる「長期プライムレート」を2009年以来となる高い水準に引き上げると発表しました。
みずほ銀行は、大企業に1年以上貸し出す場合の指標となる金利、「長期プライムレート」を10日から0.10%引き上げて年2.00%にします。
引き上げは5か月連続で、2009年6月以来、15年7か月ぶりの水準です。
引き上げの判断について、みずほ銀行は、「市中金利の上昇などを踏まえて見直しを実施した」と説明しています。
実際に、きょう(9日)の債券市場では、長期金利の代表的な指標である10年物国債の利回りが一時、1.185%に上昇しました。
2011年6月以来、13年7か月ぶりの高い水準です。
アメリカの金利上昇を背景に、1ドル=158円台まで円安が進んでいることから、市場では、物価の上昇を抑えるために日銀が今月の会合で、追加の利上げを決めるのではないかとの見方が広がり、国内の長期金利上昇につながっています。