猫にかかってほしくない『致死率が高い感染症』3選 症状は?予防法は?

2025-01-10 20:20

猫にはさまざまな感染症がありますが、そのなかでも特に「致死率が高い感染症」をご存じですか?治療が遅れると高確率で死に至る恐ろしい病気です。早期発見・治療を行えるように、症状や予防法を確認しておきましょう。

猫の「致死率が高い感染症」3選

ぐったりする猫

1.猫伝染性腹膜炎(FIP)

猫伝染性腹膜炎(FIP)とは、「猫コロナウイルス」が突然変異することで発症する感染症です。

発症後、治療をしなければ数日で死に至る致死率の非常に高い感染症で、生後1年未満の子猫に発症しやすい疾患だと言われています。

ただし、子猫に発症しやすいというだけで、成猫でも発症する可能性はあるので注意が必要です。

主な症状は「元気がなくなる」「食欲不振」「黄疸」「腹水や胸水」といった症状が出るようです。

猫伝染性腹膜炎には「ウエットタイプ」と「ドライタイプ」の2種類があり、あらわれる症状が異なります。また、どちらの症状も現れる「混合型」も存在します。

ウエットタイプはお腹に水のたまる腹水の症状が出るようになり、ドライタイプは臓器にしこり(肉芽)ができるのが特徴です。

しこりがどの臓器にできるのかによって、あらわれる症状も変わってきます。

猫伝染性腹膜炎は発症すると必ず死に至る「不治の病」と言われている病気でしたが、現在では投薬治療を行い、回復するケースもあります。

国内未承認の薬を使うため、どの病院でも治療が受けられるわけではありません。

早期発見・治療をすることで愛猫の命を守れる可能性が高まるので、異変を感じたらすぐに獣医師に相談するようにしましょう。

2.猫白血病ウイルス(FeLV)感染症

猫白血病ウイルス(FeLV)感染症とは、感染した猫の分泌物から感染が広がる病気です。けんか、グルーミングや糞尿、食器の共有などから感染します。

また、感染した猫が出産すると80%が流産や死産になってしまい、生まれたとしても母乳を介して感染してしまうようです。

ウイルスに感染すると、まずは「急性期」と呼ばれる時期の症状があらわれます。「元気がない」「発熱」「リンパの腫れ」といった症状が見られ、血液検査で「貧血」や「白血球減少症」などの結果が出ることがあります。

急性期の症状が軽症だった場合、一過性の感染で終わることもあるようです。

急性期の症状が進行すると、「持続感染期」に移行します。急性期の症状がいったん治まり、治ったように見えるのが特徴です。

ウイルスを体内に保持したまま数ヵ月~数年は症状が出ずに過ごせますが、その後3年以内に再び発症し、死に至るケースが多いようです。

症状が治まってからも定期的に検査をして、室内飼いを徹底するようにしましょう。

3.猫パルボウイルス感染症

猫パルボウイルス感染症とは「猫汎白血球減少症」や「猫ウイルス性腸炎」とも呼ばれている病気で、感染力が非常に強いのが特徴です。

主な症状は「元気がない」「発熱」「下痢・嘔吐」「脱水」などがあり、重症化すると死に至る危険性のある病気です。

感染した猫の唾液や糞尿だけでなく、感染猫の触れたおもちゃや毛布などからも感染するため、多頭飼いをしている場合は高確率で他の猫にも感染してしまうでしょう。

また、飼い主を介して感染することもあります。感染した猫は隔離する必要がありますが、世話をする飼い主も感染対策を徹底し、感染猫の使用したものはすぐに処分するといった対策をとる必要があります。

パルボウイルスの感染を予防するためには、ワクチンを接種することが重要です。

猫の「感染症」を予防するには

診察を受ける猫

猫の感染症を予防するためには、まず「外に出さない」ということが重要です。ウイルスに接する機会を断つことが一番の予防方法と言えるでしょう。

保護猫やブリーダー経由で猫をお迎えする時にも注意が必要です。ウイルスを保持した状態の猫をお迎えすると、時間が経ってから発症する可能性もあるので、しっかりと検査を受けているか確認してから迎えるようにしてください。

また、定期的な健康診断とワクチン接種を必ず行うようにしましょう。

猫のストレスによってウイルスが変異する可能性もあるので、生活環境を整えること、常に清潔を保つことも重要です。

猫の健康を守るために、ストレスフリーで過ごせる環境作りを心がけましょう。

まとめ

ワクチンを打つ猫

猫の感染症の中には致死率が非常に高く、発症後数日で亡くなってしまうケースもあります。

医学も進歩しており治療法も増えているようですが、対応できる病院も限られますし、治療費も高額になることが多いです。

そのため、できるだけ感染しないように日々対策をしていくようにしていきましょう。

また、感染した場合でも早期治療ができれば完治する可能性もあります。少しでも異変を感じた場合はすぐに獣医師に相談するようにしてくださいね。

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