中国の去年1年間の貿易統計が発表され、輸出と輸入をあわせた額はドル建てで、前の年より3.8%増加し、6兆1622億ドルとなりました。貿易黒字は9921億ドルで過去最高を更新しました。
中国税関総署の発表によりますと、去年1年間の中国の輸出と輸入をあわせた額は6兆1622億ドル、日本円でおよそ970兆円で、前の年に比べて3.8%増加しました。
輸出額は前年比5.9%増の3兆5772億ドル、輸入額は前年比1.1%増の2兆5850億ドルでした。
輸出額から輸入額を差し引いた貿易黒字は、前の年より20.5%拡大して9921億ドルとなり、過去最高を更新しました。
特に、「一帯一路」の参加国に対する輸出入額が中国の輸出入総額の50.3%を占め、初めて50%を超えました。
また、ASEAN=東南アジア諸国連合や、BRICSに加盟する各国との貿易も好調だったとしています。
中国に対し追加関税を課すと表明しているアメリカのトランプ次期大統領が今月就任するのを前に、中国は新興国との関係をより一層強化しているものとみられています。