1月13日は「成人の日」です。この3連休、全国各地で「二十歳の集い」が行われました。能登半島の自治体では2024年元日の震災で開催できなかった「二十歳の集い」が一年遅れで開かれ、ひとつ年を重ねた若者が顔を揃えました。
被災地1年遅れ「二十歳の集い」 輪島 カメラマンの想いは
井上貴博キャスター:
20歳を迎えた人は石川県内で1万1495人。能登半島地震が発生したことにより、2024年は「二十歳の集い」を延期する地域も多くありました。輪島市・珠洲市・穴水町で1年越しの「二十歳の集い」が行われました。
「輪島の人たちの笑顔を撮りつづけること」がこだわりの輪島市の写真館4代目の蕨野敬さんは、自身も被災しています。
輪島市で1年遅れで行われた「二十歳の集い」を撮影し「1年遅れになったが開催できて良かった。会場では笑顔の花が咲いているように輝いてました」と話していました。
ホラン千秋キャスター:
蕨野さんを年末年始に取材させていただきました。
蕨野さんは、「もちろん写真家の方の中には被災状況を記録として捉える方もいるのですが、僕はあくまで笑顔を撮り続けたい。輪島の人たちが笑顔になっていけば、ひいては輪島全体が明るくなって自分の大好きな輪島が帰ってくるのではないか。だから笑顔を撮り続けたい。そういう瞬間を生み出し続けたい」とお話をされていたので、それがまた一つ叶った一日だったのかなと感じます。
井上キャスター:
人口減少がすごく進んでいると言われますが、こういったときだからこそ「二十歳の集い」で地元に戻って、地元のために頑張りたいという若者が多くいるのも事実ではあります。