パレスチナ自治区ガザでの停戦や人質解放に向けた交渉をめぐり、イスラエルの外相は「進展があった」と明らかにしました。
イスラエルのサール外相は13日、イスラム組織ハマスとの停戦と人質の解放に向けた交渉で「一定の進展があった」と明らかにしました。そのうえで、「イスラエルは合意を求めている。まもなくハマスも同じことを望んでいるかどうか分かるだろう」と述べました。
一方、ハマスの幹部はロイター通信に対し、「主要な問題に関する交渉で進展があった」と認め、「残された懸案の早期解決に向けて取り組んでいる」と話したということです。
また、ロイター通信は13日、当局者の話として、仲介国のカタールはイスラエルとハマスの双方に停戦合意に向けた「最終案」を手渡したと報じました。
「最終案」の詳細は明らかになっていませんが、イスラエルメディアは、イスラエル側は「概ね合意した」と伝えています。
イスラエル政府によりますと、ネタニヤフ首相は12日、アメリカのバイデン大統領と電話会談し、カタールで続く停戦や人質解放をめぐる交渉について協議を行いました。
トランプ次期大統領の就任を20日に控える中、停戦合意に達することができるか注目されています。