札幌・ススキノのホテルで当時62歳の男性が殺害され、首を切断された事件。親子3人が逮捕されてから1年半が経つなか、札幌地裁できょう、父・田村修被告(61)の裁判員裁判が始まりました。
【動画】「ただ何もできなかっただけです」すすきの首切断事件 父親が初公判で「無罪」を主張
田村修被告
「違うなと思う所がいくつかあります」
父親の修被告は、殺人の罪などに問われている娘の瑠奈被告を事件当日、現場のホテルに車で送ったり、犯行に使われたのこぎりなどを買い与えたなどとして、犯行を手助けした罪に問われていますが、きょうの初公判で「無罪」を主張。事前に用意したメモを読み上げ、娘の「殺害計画」は「知らなかった」と強調しました。
田村修被告
「娘から『頭部を隠したい』と言われたことはなく、隠そうと思ったこともありません。ただ何もできなかっただけです」
また、娘の犯行を知った後も、警察に通報しなかった理由について。
田村修被告
「警察がすぐ来ることはわかっていましたので、残された時間を娘と一緒に過ごすことで精いっぱいだったのです」
裁判はあすも開かれ、判決は3月12日に言い渡される予定です。