今年は戦後80年となりますが、太平洋戦争の激戦地となった硫黄島で、戦没者追悼式がきょう(16日)行われました。
今回で42回目となった硫黄島の戦没者追悼式には遺族ら42人が参列しました。
太平洋戦争末期の1945年、硫黄島ではアメリカ軍との戦いで、2万人を超える日本兵が犠牲になりました。
昨年度は、硫黄島の沖合で噴火が起きた影響で、現地での追悼式は行われませんでした。
遺族を代表して、指揮官だった栗林忠道中将の孫・栗林快枝さん(65)が追悼の言葉を述べました。
遺族代表 栗林快枝さん
「遺族といたしましては、この平和を守り続け、尊い命を奪い、ただただ深い悲しみだけを残す戦争を絶対に繰り返さないために、事実を風化させないように長く後世に正しく伝えていかなければならないという思いでございます」
追悼式のあと、遺族らは要衝の一つであった摺鉢山などで献花を行う予定です。