愛犬のウンチが普段より臭うときに考えられる病気6つ 診察を受けるべき判断方法から改善策まで

2025-01-16 17:00

愛犬のウンチがいつもより臭い気がする…そう感じたら要注意です。犬のウンチの匂いから考えられる病気、病院を受診する判断基準から改善策までを幅広くご紹介します。

いつもより臭う…?ウンチのにおいから考えられる病気

ウンチをする体勢のビーグル

毎日のことなので愛犬のウンチをまじまじと見ることはないかもしれません。しかしウンチは健康のバロメーターです。今回はウンチの「におい」から考えうる病気について解説します。ぜひ毎日のウンチチェックに生かしてください。

1.胃腸の病気

ウンチが一定程度臭いのは人間も犬も同じですが、いつもよりにおいがきついと感じる場合は注意が必要です。

腸内環境のバランスが乱れ悪玉菌が多い状態が続くと、ウンチのにおいが強いだけではなく、腸炎を引き起こしている可能性も。

腸炎や胃腸のどこかで出血がある場合は、軟便や下痢が続き、黒っぽいうんちや赤いうんちになることもあります。これは血が混じっているためです。このような状態が続くときは病院を受診しましょう。

2.肝臓や腎臓の病気

肝臓がんの進行や慢性腎臓病を発症している場合も、ウンチのにおいが強く頻繁に悪臭を放つようになります。体の外に排泄されるはずの物質が体内に留まることによりアンモニア臭がすることも。

肝臓がんは消化機能が低下することで下痢や嘔吐が症状としてあらわれ、慢性腎臓病では消化管で出血が起きることがあり、その場合は血便や黒色タール便がみられます。出血により貧血や元気の低下などがみられる場合も。

内臓の疾患は気付きにくいものではありますが、ウンチのにおいや状態など初期症状を見逃さないようにしましょう。

3.膵臓の病気

肝臓・腎臓とともに膵臓の病気を発症しているときもウンチは悪臭を放つことがあります。

例えば膵外分泌不全という脂肪の分解ができなくなる病気では、ウンチのにおいがきつくなるとともに、白色便で脂っぽい便をするようになります。また、しっかりご飯を食べているのに痩せてくることも代表的な症状です。

4.消化器官や胃腸からの出血

消化器官や胃腸が何らかの理由で傷ついた場合は、血が混じった黒っぽい便や血便が出ます。ウンチから鉄っぽいさびたにおいを感じたら出血が原因かもしれないと疑ってみてください。

ウンチが鉄臭いときは口臭を嗅ぐこと、そして皮膚や歯ぐきなどの粘膜の色も確認してみてください。いつもと違うときは早めに動物病院で検査することをおすすめします。

5.ストレスによる体調不良

腸は「第二の脳」といわれるほど多くの神経細胞が集結し、感情にも大きく関わっています。

ですから、ストレスの負荷が大きくなると腸の働きが鈍くなり消化吸収能力が衰え、ウンチから悪臭が出やすくなります。

例えば病院やトリミングなど苦手なことをした翌日に『いつもよりウンチが臭いな…』そう感じることがあるかもしれません。この場合はストレスによる一時的なものなので必要以上の心配はいらないでしょう。

6.食べ物による体調不良

脂肪が多い食事をとったり、脂肪の消化がうまくいかなかったときはウンチから酸っぱいにおいがすることがあります。

また、腐ったような腐敗臭は過剰に肉を取り過ぎたからかもしれません。いずれにせよ、どちらも体が良い状態とはいえません。病気ではありませんが気を付けてみてあげてください。食事内容を見直す良いきっかけともなり得るでしょう。

愛犬のウンチを正常に!飼い主さんができる改善策

柴犬とウンチを拾う飼い主さん

犬の正常なウンチとは手でつかんでも形が崩れず、茶色でにおいもさほど強くありません。ウンチは体調のバロメーターです。正常な状態を保つためのポイントはなんでしょうか?

  • ストレスを与えない環境
  • 年齢に合わせた食事
  • 乳酸菌を取り入れる

犬のウンチの臭い対策として、ストレスを軽減してあげるのは重要なポイント。満足できる散歩、飼い主さんとのスキンシップ、十分な睡眠は欠かせません。愛犬が快適に過ごせる環境を整えることが大切です。

若いころはお肉たっぷりの食事でも良いですが、年齢を重ねると上手く消化吸収できずウンチが出にくかったり悪臭を放つことも。ご飯やおやつを見直してみることも大切です。

乳酸菌を積極的に取り入れると善玉菌がよく働き腸が元気になります。ヨーグルトや乳酸菌サプリを上手く取り入れ愛犬の体質改善を図ってみましょう。

まとめ

犬と横にあるウンチ

犬のウンチが無臭ということはありませんが、きついにおいやアンモニア臭、腐敗臭がするときは体のどこかに異変が起こっているのかもしれません。

愛犬のウンチを毎日チェックしていると、ささいな変化にも気付くはず。有効な改善策も積極的に取り入れ、愛犬と健康ライフを過ごしましょう。

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