イスラエルは国連事務総長に対し、UNRWA=国連パレスチナ難民救済事業機関を今月30日までにエルサレムから退去させるよう求める書簡を送りました。
イスラエルのダノン国連大使は24日、国連のグテーレス事務総長に書簡を送り、エルサレムでのUNRWAの業務を停止し、今月30日までに退去させるよう求めました。
UNRWAはパレスチナ自治区ガザなどで人道支援活動を行っていますが、ダノン大使は書簡の中でUNRWAとイスラム組織ハマスとのつながりを指摘したうえで、「安全保障上のリスクとして繰り返し問題提起したが、無視された」などと国連を批判しました。
イスラエルでは、UNRWAの活動を禁じる法案が今月30日に施行される見通しで、今後、ガザなどの人道状況のさらなる悪化が懸念されます。