■全豪オープンテニス 車いすの部 女子シングルス決勝 上地結衣 2-0 アニク・ファンク-ト(25日、オーストラリア・メルボルン)
全豪オープン車いすの部・女子シングルス決勝が行われ、世界ランク2位の上地結衣(30、三井住友銀行)が同3位のアニク・ファンクート(34、オランダ)を2-0(6-2、6-2)のストレートで下し、5年ぶり3度目となる優勝を果たした。四大大会では9度目となるタイトルを獲得した。
3年連続で決勝に進んだ上地は第1セット第1ゲーム、ファーストサーブがことごとく入り、ラブゲームでキープ。一方、ファンクートはファーストサーブが入らず、上地が強烈なバックハンドでブレークに成功する。その後も強打からのドロップショットやサービスエースと、硬軟織り交ぜた攻撃で連続ブレークに成功し4-0と大きくリード。2ゲームのブレークを許した上地だったが、相手のサービスゲームを全てブレークし、6-2で第1セットを先取した。
第2セットに入っても上地が主導権を握り、2ゲームを連取。相手に2つブレークを許したものの、第7ゲーム、自身のサービスゲームを6度のでデュースを制しキープに成功。抜群のチェアワークで相手のサービスゲームを全てブレークし、最後はリターンエースを決め、雄叫びを上げた上地が第2セットも6-2で奪い、セットカウント2-0のストレートで勝利した。
全豪に12年連続出場となる上地は、2017年と2020年にシングルスを制覇。昨年は決勝でディーデ・デ・グロート(オランダ)に敗れ、7度目の準優勝に終わっていた。
【上地結衣 全豪オープン成績】
1回戦:船水梓緒里 2-0
準々決勝:L.デフレーフ 2-0
準決勝:李暁輝 2-0
決勝 :A.ファンクート 2-0