猫が安心して『信頼できる人』に共通する5つの特徴 猫が見せる“心許しているよ”サインも

2025-01-27 20:20

同じ家族の中でも、愛猫が甘える人と、そうでない人がいることがあります。まして、猫カフェや友人の猫のようにあまり面識のないケースでは、その違いは顕著になることでしょう。実は、猫が思わず信頼してしまう人には共通する特徴があるのです。今日はそんな猫からの信頼度が高い人たちの特徴について紹介します。

猫が信頼できる人たちの特徴5つ

抱っこされるスコ

猫から信頼される人たちは、シンプルですが重要な共通点を持っています。それは、猫の気持ちを第一に考える「キャット・ファースト」の基本姿勢。

一見簡単そうですが、実際にはどのようなことなのか見ていきましょう。

1.落ち着いた態度と穏やかな声

猫は一見のんびりマイペースに見えますが、意外にも自分の周囲の環境や人の感情を敏感に察知しています。人が急に動くと猫は驚いてしまうので、猫がいるところでは落ち着いた態度で、動くときもゆっくりと行動することが基本。

また、話しかける声があまりにも元気すぎると、耳がいい猫は怒られているような気になったりしてしまいます。穏やかな声でやさしく話しかける人は、猫に安心感を与えるのです。

2.猫の気持ちを先取できる

猫同士では、鳴き声よりもボディランゲージという見た目でコミュニケーションする習性があります。飼われている猫は人間にあわせて鳴き声を利用しますが、本来であれば人間相手でもニャーニャー鳴かずに、相手が気持ちを先取りしてくれることの方が自然です。

猫から信頼されている人は、猫が落ち着かないときにすぐに安全な場所を用意したり、活動的になるタイミングで一緒に遊んであげたりするなど、細かな対応ができるのです。

3.一貫した態度

人も猫も相手の一貫した態度は、信頼するための大きな要素になります。猫は特に周囲を把握して予測ができる環境を好むため、一貫した態度を示す人は、猫にとって安心感を与える存在になります。

たとえば、食事や睡眠、外出といった生活パターンをいつも同じタイミングで保つこと。また、自分の感情に左右されないことがポイントです。たとえ猫がいたずらしたときでも急に怒ることなく、いつもと変わらないトーンで接することで、猫はその人を信頼できると感じやすくなります。

4.適切な距離感を保てる

人間関係だけでなく、人と猫の関係でも相手との距離感はとても大切です。

猫の中には自分のペースを大切にしたい子も多く、そのようなタイプはしつこく構われたり不意に触れられたりすることを、とても嫌う傾向があります。かといって、飼い主がずっと無関心でいるのは、猫を不安にさせることになるため良くありません。

触りたいときは、まず猫の様子を見て、嫌がらないか確認してから触るようにするなど丁寧な接し方をすると猫からの信頼度はとても高くなります。

5.正しい触り方を知っている

猫は体の場所によって、触られて気持ちがいい場所と嫌う場所があります。猫のあごの下や口角のまわり、耳のうしろなどの顔周りには、フェロモン腺があり、触られることで猫はリラックスできます。

また、猫には好みの強さもあります。優しくなでることは基本ですが、優しすぎると逆にくすぐったがる猫もいます。その猫の好みを尊重できる人は、厚い信頼関係を結べるのです。

猫が心を許しているサインって?

人の腕を舐める猫

猫が心を許してくれているなら、次のような仕草や行動が日常的に見られるはずです。

  • 顔をすり寄せる、頭突きをしてくる
  • 顔を見ながらお腹を見せて寝転がる
  • ヒザの上に乗って眠る
  • 背中を向けて寝る
  • 手や腕を舐める

これらの行動は、警戒心が強い状態では絶対にやらない行動です。スリスリしてくる行動や膝に乗ることは、外の猫や猫カフェなど人に慣れた猫でもたまに見られますが、手や腕を舐めてくるようになればすっかり心を開いているでしょう。

猫からの積極的な接触は、「この人は自分にとって安全で、信頼できる」と認識しているだけでなく、もっと仲良くなりたいと思っている表れでもあります。

もし、こうした行動を引き出せるような安心できる環境や、猫に優しく寄り添った接し方ができているなら、飼い主として100点満点です。

まとめ

外を見る女性と猫

モフモフのかわいい猫を目の前にすると、つい触りたくなってしまうものですが、猫にとって「信頼できる存在」になるなら、猫をよく観察してその要望に応えることです。

猫は個性がハッキリしているので「猫ってこういう生き物」とひと括りにされても、実際に自分の愛猫には当てはまらないと感じている人も多いかもしれません。特に信頼を築く方法においては、猫と飼い主さんのそれぞれの関係に違った形があるものです。

しかし、信頼関係で大切なことは、一方的な愛情ではなく、猫ならではの習性や、その子らしさを理解してあげること。そんな配慮ができる人こそ、自分たちなりのやり方で猫からの信頼を得ることができるのです。

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