犬が急に『ピタッと固まった』ときの心理6つ どんな理由が隠されているの?愛犬が考えていることとは

2025-02-03 17:00

驚いたりすぐに状況が飲み込めないと、思わず固まってしまうことがあります。同じように、愛犬がピタッと固まるのを見かけたことがあるのではないでしょうか。犬が急に固まる理由は、私たち人間と同じであったり、犬独特の理由であったりとさまざまです。犬が急にピタッと固まったときの心理や理由、対応するときのポイントなどをご紹介します。

犬が急にピタッと固まるのは何のため?

突然立ち止まり一点を見つめる犬

犬は、人のような論理的思考は苦手ですが、過去に経験したことと現在の状況を照らし合わせ、自分がどう行動したら良いかを判断する能力を備えています。そのため、犬はわずかでも異変を感じると、ピタッと行動を止めて周囲の状況を把握しようとします。

周囲の状況を把握したり、どう行動すべきかの結論が出せるまでは、固まったまま動かないということもあります。しかし、中には思いもよらないような、犬独特の理由から固まってしまうこともあるようです。

具体的に、犬がピタッと固まってしまうときの心理について見ていきましょう。

犬が急にピタッと固まったときの心理

不安気な表情で固まった犬

1.つい反応してしまう

人と暮らす犬は、自力で獲物を確保する必要がありません。しかし、狩猟本能は色濃く残っています。そのため、小型〜中型の哺乳動物や鳥のような大きさのものが素早く横切ったり飛び立ったりする気配を感じると、思わず反応してしまいます。

散歩や遊びの途中などで突然ピタッと固まり、どこか一点をじっと見つめているようなときは、この狩猟本能がくすぐられるような気配を感じたときかもしれません。特にポインターやセター、レトリーバーなどの犬種によく見られる行動です。

2.警戒している

人と同じように、犬も不安や恐怖を感じて警戒すると、ピタッと固まって周囲の状況を必死に把握しようとします。全身に緊張感がみなぎり、五感を総動員しています。見つめている方向や耳の方向などで、何に対して警戒しているかの見当をつけることができるでしょう。

3.考えあぐねている

ピタッと固まってしばらく動かない場合は、状況を把握できずに考えあぐねているのかもしれません。固まっている時間が長くなればなるほど、状況が把握できずに次の行動を決められず、焦る気持ちが高まっているかもしれません。

4.拒絶している

本能や習性から引き出された行動ではなく、犬が意識的に固まるケースもあります。まずよく見られるのが、「拒絶」しているという飼い主さんへの意思表示です。

散歩の途中で急に立ち止まりテコでも動かなくなったり、フードを出したのにそっぽをむいたまま食べようとしなくなったりするのを目にしたことはないでしょうか。これらは、飼い主さんが行こうとしている方向には行きたくない、出されたフードは食べたくないという「拒絶」の気持ちをわかりやすく示している行動だと考えられます。

5.期待している

「期待」を込めて固まることもあります。飼い主さんとの過去のやり取りから、例えば「クゥーンと小声で鳴き、大きな瞳で飼い主さんのことをじっと見つめるとおやつをもらえる」と学習した犬は、自ら進んでそういう行動をとるようになります。

そして、多くの飼い主さんがキラキラした瞳でじっと見つめられると、愛犬の要求に応えてしまうことが多いため、ピタッと固まっている犬が期待に胸を膨らませて自分の要求が叶うのを待ち望んでいるということも、よくあるのです。

6.体の痛みなど、不調が生じている

怪我や病気などで体に痛みを感じたために、固まってしまった可能性もあります。固まる直前の様子や周囲の状況、また愛犬の身体状態をチェックして、怪我をしていたり触ると嫌がったりする場合は、速やかに動物病院で診てもらいましょう。

ピタッと止まってしまった愛犬への対応ポイント

立ち止まって歩こうとしない犬

安全な場所であれば、無理に動かそうとせずにそのまましばらくそっとしておきましょう。そして愛犬が固まってしまう直前の様子を思い出し、その場の状況を確認したり愛犬との過去のやりとりを思い起こしたりして、固まった理由を突き止めましょう。

また、不安を感じたり怯えたり焦っていることもありますので、優しく穏やかな口調で声をかけ、落ち着かせてあげると良いでしょう。周囲の状況に問題がないようであれば、愛犬が身体のどこかに痛みを感じていないかなどを確認しましょう。

固まっている理由が「拒絶」の場合は、一旦散歩のルートを変更したり、やっていることを中断したり、しばらく様子を見たりして、拒絶していることを回避してください。最終的には、拒絶理由に対する根本解決を図ることが大切です。

まとめ

驚いた表情で固まる犬

愛犬がピタッと固まってしまうのは、狩猟本能を刺激された反応、周囲の状況把握、次にとるべき行動についての検討、飼い主さんへの意思表示や要求、身体的な不調による反応など、さまざまな理由があることがわかりました。

しっかりと愛犬の様子や周囲を観察し、愛犬の心理を汲み取った上で適切な対応をしてあげましょう。

関連記事

おもちゃを購入→ワンコたちに与えてみた結果…まさかの『絶対に渡したくないアピール』が34万再生「必死に守ってるw」「鉄壁の守備で可愛い」
『犬の切ない鳴き声が聞こえる』と思ったら…助けを求めている『まさかの状況』が15万再生「切なげな声でたまらん」「可愛すぎw」と絶賛
大型の子犬たちが、1年後…思った以上に大きい『ビフォーアフター』が12万再生「パピー期がすでにデカイw」「すごい成長ぶり」と大絶賛の声
抱っこしようとしたら逃げていた『元保護犬』が…1年後に見せた『愛を感じる光景』が泣けると33万再生「感動した」「お幸せに」と絶賛の声
殺処分予定だった『生後2ヶ月の子犬』を保護→先住犬と奮闘した素敵すぎる『2ヶ月の子育て物語』が188万再生「涙出た」「優しい世界」と絶賛

  1. スリランカでのサイクロン被害 派遣された医療チームが日本へ帰国 解団式を行う
  2. 「si」→「shi」「ti」→「chi」ローマ字表記を約70年ぶりに改定へ 「ヘボン式」統一でどう変わる【Nスタ】
  3. 「落としもの」が“検索”可能に?!施設や公共交通機関の「壁」越える新サービス【Nスタ解説】
  4. 【 芦田愛菜 】「“生きること” “愛”について深く考えるキッカケをもらった」 岡田将生の“迷い”にも神回答
  5. こたつの中が熱くなってくると→猫がとった『予想外のスタイル』に笑ってしまう人が続出「可愛すぎるw」「上手な付き合い方w」と1万いいね
  6. 家賃高騰で「広さ」を妥協?「自分が我慢すれば…」と若年層は“近さ”優先か 戸建ても…?【Nスタ解説】
  7. 猫が『亡くなる直前』にみせる兆候5つ 限られた時間で飼い主ができることもご紹介
  8. 犬の老化が進む『タブー行為』5選 避けるべき絶対NG行動や飼い主が見直すべき暮らし方まで
  9. 【 秋吉久美子 】「方向音痴なので笑」360度ステージに苦戦「観ると大変そうじゃないのが悔しい」
  10. 追いかけっこをする2匹のネコ→『噛み逃げ』が起きた結果…思わず笑ってしまう展開が話題「お姉ちゃん強しw」「ケンカするほど仲がいい」
  1. 【速報】小5男児がトラックにひかれ心肺停止の重体 東京・板橋区 警視庁
  2. 「自称・一夫多妻」の男とその妻ら3人逮捕…20代女性との性交動画を盗撮し動画サイトに投稿したか 警視庁
  3. ドン・キホーテが新業態オープン コスメなど最大90%割引で販売 物価高などを背景に「オフプライスストア」急拡大
  4. 【 釣りアイドル・神野梓 】 車大破の事故 命を救った「iPhoneの『衝突事故検出』機能」 強い衝撃を感知後 「反応がないと119や緊急連絡先に自動通報してくれます」
  5. 自動車購入時の税金が変わります 「環境性能割」2年間の停止 「エコカー減税」2年延長 EVに重量に応じ課税する仕組みを導入へ
  6. ロンドンで進む中国の「メガ大使館」建設計画 “国境を越えた弾圧”を危惧…香港からの亡命者が抗議の声
  7. 【 HKT48 】 17日(水)の劇場公演を中止 「諸般の事情を踏まえ」
  8. 【速報】小5男児が横断歩道でトラックにひかれる 搬送先の病院で死亡 東京・板橋区 警視庁
  9. 【 芦田愛菜 】「“生きること” “愛”について深く考えるキッカケをもらった」 岡田将生の“迷い”にも神回答
  10. 「si」→「shi」「ti」→「chi」ローマ字表記を約70年ぶりに改定へ 「ヘボン式」統一でどう変わる【Nスタ】
  11. 【 新木優子 】32歳の誕生日を報告 「友人のサプライズに涙が出てきた」遠方から帰国した友人の祝福に感動
  12. 「落としもの」が“検索”可能に?!施設や公共交通機関の「壁」越える新サービス【Nスタ解説】